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うちの子は一つも間違えずに弾いたのに落ちた。よその子はいくつか間違ったのに受かった。なぜか?

コンクールの結果に関して、「うちの子は一つも間違えずに弾いたのに落ちた。よその子はいくつか間違ったのに受かった。なぜか?」という言葉を耳にすることがあります。 この問題に関しては、様々な要因があるため、明確な回答を出すこ […]

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ご家庭までがピアノ教室になっていませんか?

お子さんをピアノ教室に通わせていらっしゃるご家庭におかれまして、「毎日ピアノを練習すると約束したのにピアノを練習しない」という類のことについて親御さんがお子さんに対して苦言を呈されるのは一向に問題ないと思いますが(それは […]

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指が動くということはどのようなことなのか?

私は過去に師事した複数の先生から、しばしば「あなたは指が動かないから」と言われてきましたが、この「指が動く」ということはどのようなことなのかということを細かく観察していった結果、おもしろい考えが浮かび上がってきました。 […]

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ピアノに弾かされているみたい

複数の先生のレッスンを受けますと、同じ曲の同じ部分において、全く正反対の意見が出てきたりします。 以前、私はこのような複数の意見の板ばさみに合って、最終的にどのように弾けばよいのかということが、全くわからなくなったことが […]

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練習の量と質

練習の量と質について考えてみます。 とにかくたくさん練習すればそれで何とかなる、という考え方は間違っているのではないかということについては、私はこれまでの自分の経験からそのように思います。 不自然な奏法で長時間練習をする […]

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指が動くようになれば、それで感動的な名演奏が生まれるのか?

私は、自分がピアノが下手なのは指が動かないからであると決め付け、指が動くようになればそれでピアノは上手くなるものであると信じきっていました。 しかし、指が動くというただそれだけでは、ピアノは上手くはならないのではないか、 […]

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違う!

先生は「違う」とおっしゃるだけで、どうしたら良いのか… このような相談を、これまでに何度か受けたことがあります。 「違う」と言っても、ここで言われている「違う」は、音が間違っているとか、リズムが間違っているとか、そういっ […]

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ツェルニーの是非

私は音大に入学するまでバッハとかツェルニー、あとはベートーヴェンのあまり有名ではないソナタが全く好きではありませんでした。 当時の私の感性がいかに貧しいものだったのかということを物語る、なんとも情けない話ではありますが、 […]

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片手練習の裏側

ある曲を練習する時に、片手ずつ練習をするとします。 そして、片手ずつ十分に弾けるようになったとします。 そこで、両手で合わせて弾いてみると、片手では弾けたはずのところが全く弾けなくなったりします。 私の場合、この片手ずつ […]

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脱力

自然なピアノ奏法はどこから生まれてくるのかという文章の中で、指にとって大変不自然な動作でピアノを弾けば、手首やひじ、腕や肩、体全体に至るまで動作の全てが不自然になるのは明らかであり、脱力とは無縁の状態になるということを述 […]

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